Devel::MROとExtUtils::Depends

少し前にXSからmro関数をポータブルに使えるようにするためのDevel::MROというモジュールを書いた。そこそこ用途はあるようで,chocolateboy氏*1から「ExtUtils::Depends使ったほうがいいんじゃない?」といわれたので使ってみた。
ExtUtils::DependsはExtUtils::MakeMakerのサポートモジュールで,モジュールの依存関係をXSに特化して記述するためのモジュールらしい。
ヘッダファイルやtypemapのインストールが簡単に行えるのが特徴で,確かにすばらしいモジュールだ。しかし,Module::Installと機能が被っている部分が多く,なによりExtUtils::Depends->add_deps()*2で依存を設定できるのが,ExtUtils::Dependsを用いてMakefile.PLを記述してあるモジュールのみという点が非常に使いにくい。さらに,インターフェイスもModule::Installと比べると使いにくい。ExtUtils::DependsのModule::Install版がほしい。

*1:なんとautobox.pmの人ではないか!the PL_check hackerとはこの人のことだ!

*2:Module::Installのrequires()に相当する。