Re: モダンPerl連載第43回

モダンPerlの世界へようこそ#43がXslateの話だと思ったらノイズ呼ばわりされたでござる、の巻。
著者であるid:charsbarさんの捕捉によれば以下のとおり
モダンPerl連載第43回 - Charsbar::Note

「TTの代用品としての」Template::AlloyとText::Xslateについて簡単にまとめてみました。

ということですが、Catalystをビジネスに使うチームこそがPerlのスタンダードであり「周辺」はスタンダードを重んじるべきという論調には違和感を覚えました。
独自プロジェクトではなく本家の改善にリソースを貸すべきという批判はたしかにMouseについては当てはまるのかもしれませんが、XslateはTemplate-Toolkitを代表とする既存のプロジェクトとは全く関係ない文脈で開始したプロジェクトです。TTプロジェクトに関わるという選択肢は考えもしませんでしたし、完全に自分のプロジェクトとして互換性を考えずに自由に開発を進められたからこそ現在のクオリティがあるとも思っています。
現在はAmon2のデフォルトやCPAN本で取り上げられているのはTTerseだということもあり、TTの代替としてのXslateの重要性も高まってきています。だからこそ批判もでてきたということなのでしょう。しかしそももそも私、ないし日本のプログラマは「周辺」にいるのだから新しいものを創るなと言うのでしょうか。新しく創りだしたものが大きく成長して「中央」を脅かすことになるとノイズだからやめろというのですか。

とはいえ、様々な評価を受けるということは、Xslateがただの個人のプロジェクトではなくPerlコミュニティの資産になりつつあるということでもあります。開発から一年が過ぎた今、機能的にもかなり安定してきました。また、作者以外にもある程度詳しいユーザーが増えてきたため、そろそろ使用にあたって問題が発生しても、作者に言うのが一番早いとか作者に言わないとどうにもならないという状態ではありません。
そういうわけでXslateのメーリングリストを作りました。