Xslate+Locale::Maketext::Lexiconを考える

前提:Locale::Maketext::Lexicon を Xslate でつかう (by tokuhirom)
L::M::SimpleよりもL::M::Lexiconのほうが使いやすいというのはそのとおりなんですが、うまく使うにはもうちょい工夫が必要かなと。
具体的には以下のようなことに対応したいです。

  • *.poに書く値はHTMLタグが含まれるかも知れない。つまり「raw文字列」とみなすべき。
  • 一方maketext($fmt, @args)@argsはユーザー入力なのでエスケープしないとまずい
  • 最終的にmaketextはraw文字列を返すべき

これを反映させ、二つの関数を用意するのがいいのではないかと考えました。まずl()は普通の関数として動作するので入力値が最終的にエスケープされます。l_raw()は特殊バージョンで、@argsエスケープし、raw文字列を返します。このl_raw()の第一引数にユーザー入力を与えてはいけません

use Text::Xslate;
use Text::Xslate::Util qw(html_escape html_builder);

my $i18n = MyApp::I18N->get_handle('ja');
my $xslate = Text::Xslate->new(
    function => {
        l => sub {
            return $i18n->maketext(@_);
        },
        l_raw => html_builder {
            my $format = shift;
            my @args = map { html_escape($_) } @_;
            return $i18n->maketext($format, @args);
        },
    },
);

実行可能なサンプルコードもdistに含めておきました。

いずれ本体でもサポートするかもしれませんが、今のところはこんな感じでいけると思います。
あとはmaketext以外の周辺事項としてPerl でつくった web サイトを L10N する方法 (by tokuhirom)も参考になります。