忙しい人のための「新卒準備カレンダー 2011春」
新卒準備カレンダー 2011春のまとめです。
メッセージや哲学、熱い想いなどのまとめにくいものはのぞき、具体的な行動に絞ってまとめてみました*1。これは、未来を変えるための具体的な行動をとれるようにするためです。
いまのところ16日目(@kuenishiさん)までです。エントリを読み返して追加することもあるかもしれません。
失敗を恐れずやってみる
- "遊びは「失敗しても怒られない」活動です。また、遊びといっても、子供は時間を忘れるほど、真剣に遊びます。結果として多くのことをトライ&エラーして身につけます" (@shibukawa)
- "「あとで」「そのうち」「何かネタが出来たら」といって後回しにしていては何もできない。動けない。見当違いなブログ記事書いてDISられたり、LTでスベったりしてもいいから とにかく何かやってみる" (@sugyan)
- "会社の会議で発言しろ - とにかく発言をしないと、チャンスの機会すら与えられません。発言が減ることは、特に新社会人にとっては百害あって一利なし、と思って良いでしょう。トライもエラーもないなら、成長する機会そのものが失われます" (@gothedistance)
多くの分野を学ぶ / 最新情報を吸収する
- "知識のある人ほど、新しい知識の吸収が早くなります。差が付くとどんどん広がっていきます" (@shibukawa)
- "新しい技術やトレンド、自分の興味のあることなどについて、最新の情報を広く集めて自分に入れ続けることは、新しいアイデアのヒントになったり、自分の仕事を助けてくれたり、会話のきっかけになったりと、いろいろな意味でいいことが多いです" (@kei51)
- "プログラマは常に新しい事を覚えなければならない職業です。この職業についてる限りそれがずっと続きます" / "いきなりエベレストに登ろうとしても無理なようにチマチマ経験を重ねることが大事です" (@mopemope)
- "古い技術を学びましょう - IT業界は新しい技術がどんどん出てくるものですが、実は歴史がちゃんとあって、その文脈で新しい技術をとらえると案外簡単だったりします" (@kuenishi)
興味のある分野を深める / 自分のブランドを確立する
- "自分のブランドを作ろう - 自分で誇れるものがあれば、仕事も楽しくなりますし、自信も出てきます。執筆や、勉強会・セミナーの講演の依頼も来て「人の役に立っている」「自分が貢献している」という感覚を覚えられるようになってくるでしょう" (@shibukawa)
- "思いついたことを ... 様々なツールを使って自分が興味を持っていることを集めてみる。すると、自分の興味がある分野というのが見えてきたり、何をすべきかわかったりしますよね" (@ymotongpoo)
- "『自分はコーディングは全然大したことないけど、MySQLに関係する事柄だったら「出過ぎた杭」になれるかも知れない。』半年くらいMySQLを触ってみてそう感じました" / "ひとつ「出過ぎる」と、他にも「出過ぎてくる」" (@riywo)
- "分野を限定しさえすれば「このコミュニティ内でこの分野では自分が一番」という卓越性を作ることは難しくありません" (@nishio)
コミュニティに参加する / 学んだことを外に出す
- "強い魔法を使えるようになるには - 強い魔法を使える人とたくさん交流することです。ですが失敗しがちなのは、勉強会に参加して、話を聞くだけで終わってしまうことです" / "社外の同職種の知り合いを作ると、自分の周りの環境が客観的に見えてきます" (@shibukawa)
- "ある程度興味ある分野が見えてきたとします。そうしたら、そのコミュニティに突入してしまいましょう。Twitterでフォローしまくったり、勉強会に参加してみたり" / "入社2年目くらいから積極的に様々なイベントの会場提供に関わりました" (@ymotongpoo)
- "そしてこうした経験を外にアウトプットし始めたら、もっといろんな経験ができる様になりました。MySQL Casualで喋らせて頂いたり、Perl界隈ではスーパーハッカーな方々に幸運にも名前を覚えて頂いてお話させて頂けたり、qpstudyのようなインフラエンジニアのコミュニティでも名前を覚えて頂いて色んな変な方とお話させて頂けたり" (@riywo)
- "社内外を問わず、自分の職場以外の人たちと交流を持つことをおすすめします。Pythonハッカソンやカーネル読書会のような勉強会にいくもよし、趣味の集まりに参加するもよし、人に直接会うのがしんどいなら、オンラインのコミュニティに参加してみるもよし。職場以外の人との関わりを持つということは、自分のネットワークを広げるだけでなく、意外といろいろな発見やチャンスがあったりするものです。" (@kei51)
- "普段から外の世界にでて刺激を受けよう - 「勉強会に勉強しに来るヤツは素人」という言葉があります。そこで人々とコミュニケーションを取り、場の空気を全身で感じ取りましょう。その体験が今後の糧になるはずです。" (@takabow)
- "とりあえずTwitterを始め気になるGeekをフォローし、今のブログを書き始めて日々の勉強記録をつけて、勉強会や技術者コミュニティに足を運んだり、LightningTalksで喋ってみたりしました。" (@sugyan)
- "世の中では、毎週山のように勉強会やHackathonが開催されています。よく「勉強会って何も知らずに参加したらダメなんでしょ?」と聞かれますが、それは間違いです。多くの場合は、講師となる人がいて詳しくプレゼンしてくれるので、体一つ行けばOKです。" (@dddaisuke)
- "他の資源と違って、知識は複製可能です。他の資源は人にあげると自分の手持ちが減りますが、知識だけは減りません。つまり与えれば与えるほど価値の総和が増えるのです" / "つまり知識の交換です。お互いに自分の持っている知識をコピーして与え合うことで、みんなで自分の価値を高め合う場、それが勉強会です" (@nishio)
- "ブログ、twitter、facebook、コミュニティ。そういったものを駆使して欲しいと思います" / "僕はこんなコトに興味があるんだぜーっていうのを、もう1つの社会=ソーシャルメディアの中で発信してください。絶対、人生変わります" (@gothedistance)
記録をとる
- "自分はやったことをとにかくコツコツとブログに書き続けています。最初はブログに書くのが大変かもしれませんが、自分に向けたメモのつもりで適当に書いていたら今の量になりました" (@ymotongpoo)
- "どんなに素晴らしい体験をしても、それって時間と共に風化するんですよね" / "僕は些細なことであっても「記録」を取ります。" / "写真の記録、イベントのメモ、感情を綴った日記、twitterのつぶやき、僕はこれらを見返すことで、自分の気持ちを風化させないようにしています" (@takabow)
- "ブログには自分の足跡を書きましょう。特にITならば環境構築したメモやライブラリと格闘したメモ等を書いておくと、未来の自分がそれらに助けられます" (@gothedistance)
*1:したがって、とりあげていないエントリについて価値がないと考えているわけではありません。異なる切り口でまとめを作ればまったく違うものになることでしょう。