『CPANモジュールガイド』の感想
[twitter:@tomita]さんの『CPANモジュールガイド』を献本いただきました。ありがとうございます。
- 作者: 冨田尚樹,タナカユカリ
- 出版社/メーカー: ワークスコーポレーション
- 発売日: 2011/04/08
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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Perlの文法等の説明は基本的にしていないため、入門書を一冊終えたあたりが想定読者なのかなという印象です。この本を読めば、DB接続からテキスト処理、画像処理、HTML関係のアレコレやデスクトップ通知など、Perlで作るアプリケーションで必要なことはほぼ網羅できるのではないでしょうか。
目次はひたすらモジュール名の羅列だし、索引もモジュール名*1やコマンド名だけなので若干取っ付きにくいかもしれません。しかし、各モジュールの頁には一行の説明があるのでパラパラめくっていくとだいたい把握できると思います。
中身についてはわりと順不同というか前から一つずつ読むようにはなっていなくて、たとえばEncodeのページでテキスト文字列やバイナリ文字列(バイト列)*2についての説明があったり*3、App::cpanminusのページでモジュールのインストールについてうまくいかないときに考えるべきことが解説してあったりと、必要に応じて参照するようになっています。
索引で複数回登場しているものは汎用性の高い重要なモジュールと考えられるため、それらのページをまず重点的に読むのもよさそうですね。
Enjoy CPAN!
P.S.
出版社のページで目次を見ることが出来ますが、パーマリンクも用意したほうがいいのではないでしょうか!
*1:目次に取り上げられていないモジュールも多数あります。
*2:cf. http://perldoc.jp/docs/perl/5.10.0/perlunifaq.pod
*3:本書ではテキスト文字列を"文字列"とクォート付きで表現しています。